2026年08月26日
この5年間、息子の朝の登校時、
マンションの掃除のおじいさんと、ほんの数分だけ交わすなにげない挨拶や会話があったんだと思います。
息子の成長とともにそっと寄り添ってくれていたマンションの掃除のおじいさんが、
今週の土曜日で最後を迎えることになりました。
小学1年生の頃の息子が
「僕ね、掃除のおじちゃんが大好き!」
と言っていました。
慌ただしい朝のひととき、
小さな背中を見送りながら交わされる温かなやり取りが、
息子にとっての楽しみだったと、その一言にすべてが詰まっていました。
おじいさんの仕事ぶりは、いつも丁寧で心のこもったものでした。
マンションのゴミ置き場はいつ訪れても臭いひとつなく清潔で、共用部も隅々までピカピカです。
それどころか、
「そこは隣のマンションの敷地では?」
と思うような場所や、道路や、何区画も先の通りまで黙々と掃き掃除をされていました。
「みんなが綺麗なほうが気持ちいいでしょ」
というおじいさんの温かな心意気を感じましたし、
誰に対しても物腰が柔らかく、心を込めて交わしてくれる挨拶にも、いつも元気をいただいていました。
そういえば一昨年の夏、こんな出来事もありました。
ゴミ置き場にカブトムシが迷い込んでいたことがあったのですが、
おじいさんは、わざわざ100円ショップまで虫かごと餌のゼリーを買ってきてくれたようでした。
そして、「このカブトムシ、飼ってくれない?」と我が家まで届けてくださいました。
寿命の短い小さな命を想う気持ちと、子どもを喜ばせたいという優しさだったんだと思います。
あのカブトムシとの出会いも、息子にとって忘れられない大切な夏の思い出です。
おじいさんの思いやりの気持ちを考えると、ゴミ置き場に黒い昆虫・・・ゴキブリでは・・・とおじいさんを疑った私が恥ずかしいです・・・
先日、エレベーターに貼られた退職の張り紙が張られていました。それを見た息子は目にいっぱいの涙をためていました。
こんな張り紙を貼ってもらえるなんて、住人に慕われてたんだろうな・・・と思いました。
最近の朝は息子が夏休みで登校時間に外へ出なかったのと、
おじいさんのシフトや引き継ぎの関係でしばらく朝の時間が合わず会えてなかったのですが、
数日前におじいさんに直接お礼を伝えることができました。
胸いっぱいの感謝を抱えておじさんの前に立った息子でしたが、
いざとなると言葉が詰まってしまい、うまく思いを伝えられません。
そんな息子に、おじさんは優しく語りかけてくれました。
「次はいつから学校なの?」
「9月からなんです」
そう答えると、「あらあぁ……」と本当に名残惜しそうに言っていたおじいさんでした。
大切な朝の短い会話を、おじさんも同じように楽しみに待っていてくれたのだと分かり、
胸が熱くなりました。
年齢を超えたふたりだけの特別な「友情」が、そこには確かに育まれていたんだなと感じました。
9月からの登校時に、あのおじさんの笑顔がないと思うと寂しさは尽きません。
それでも、朝の短い時間の中でおじさんがくれたたくさんの優しさと温もりは、これからも息子の心にずっと残り続けます。
これまでマンションと街を、そして息子の朝を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。
これからもおじさんが元気で、笑顔あふれる毎日を過ごされることを、息子と一緒に心から願っています。
マンションの掃除のおじいさんと、ほんの数分だけ交わすなにげない挨拶や会話があったんだと思います。
息子の成長とともにそっと寄り添ってくれていたマンションの掃除のおじいさんが、
今週の土曜日で最後を迎えることになりました。
小学1年生の頃の息子が
「僕ね、掃除のおじちゃんが大好き!」
と言っていました。
慌ただしい朝のひととき、
小さな背中を見送りながら交わされる温かなやり取りが、
息子にとっての楽しみだったと、その一言にすべてが詰まっていました。
おじいさんの仕事ぶりは、いつも丁寧で心のこもったものでした。
マンションのゴミ置き場はいつ訪れても臭いひとつなく清潔で、共用部も隅々までピカピカです。
それどころか、
「そこは隣のマンションの敷地では?」
と思うような場所や、道路や、何区画も先の通りまで黙々と掃き掃除をされていました。
「みんなが綺麗なほうが気持ちいいでしょ」
というおじいさんの温かな心意気を感じましたし、
誰に対しても物腰が柔らかく、心を込めて交わしてくれる挨拶にも、いつも元気をいただいていました。
そういえば一昨年の夏、こんな出来事もありました。
ゴミ置き場にカブトムシが迷い込んでいたことがあったのですが、
おじいさんは、わざわざ100円ショップまで虫かごと餌のゼリーを買ってきてくれたようでした。
そして、「このカブトムシ、飼ってくれない?」と我が家まで届けてくださいました。
寿命の短い小さな命を想う気持ちと、子どもを喜ばせたいという優しさだったんだと思います。
あのカブトムシとの出会いも、息子にとって忘れられない大切な夏の思い出です。
おじいさんの思いやりの気持ちを考えると、ゴミ置き場に黒い昆虫・・・ゴキブリでは・・・とおじいさんを疑った私が恥ずかしいです・・・
先日、エレベーターに貼られた退職の張り紙が張られていました。それを見た息子は目にいっぱいの涙をためていました。
こんな張り紙を貼ってもらえるなんて、住人に慕われてたんだろうな・・・と思いました。
最近の朝は息子が夏休みで登校時間に外へ出なかったのと、
おじいさんのシフトや引き継ぎの関係でしばらく朝の時間が合わず会えてなかったのですが、
数日前におじいさんに直接お礼を伝えることができました。
胸いっぱいの感謝を抱えておじさんの前に立った息子でしたが、
いざとなると言葉が詰まってしまい、うまく思いを伝えられません。
そんな息子に、おじさんは優しく語りかけてくれました。
「次はいつから学校なの?」
「9月からなんです」
そう答えると、「あらあぁ……」と本当に名残惜しそうに言っていたおじいさんでした。
大切な朝の短い会話を、おじさんも同じように楽しみに待っていてくれたのだと分かり、
胸が熱くなりました。
年齢を超えたふたりだけの特別な「友情」が、そこには確かに育まれていたんだなと感じました。
9月からの登校時に、あのおじさんの笑顔がないと思うと寂しさは尽きません。
それでも、朝の短い時間の中でおじさんがくれたたくさんの優しさと温もりは、これからも息子の心にずっと残り続けます。
これまでマンションと街を、そして息子の朝を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。
これからもおじさんが元気で、笑顔あふれる毎日を過ごされることを、息子と一緒に心から願っています。





