思えば学生の頃の私は、いつも選択肢の「Bプラン(あるいはCプラン)」から人生が始まっていました。
小学生のとき、4年生から週1回のクラブ活動が始まりました。
第一希望から第三希望までアンケートをとられたのですが
足が速かった私は陸上部を第一希望に提出。
しかし決まったのは、まさかの第三希望「バトントワリング部」でした。
「第三希望とは……」と最初はがっかりしたものの
始めてみるとバトンはとても楽しく
運動会のパレードで鼓笛隊と行進する楽しさにすっかり魅了されました。
すっかりバトンが好きになった私は、5年生でも第一希望にバトン部を提出。
ですが、決定したのはまたしても第三希望の「トランペット部」でした。
それでも吹いてみるとやはり楽しく、運動会でもパレードに参加できて大満足の部活となりました。
そして迎えた6年生。
第一希望:バトン部、第二希望:トランペット部、第三希望:陸上部と提出したところ
見事に第三希望の「陸上部」に決定。希望通りにいかない巡り合わせが続いた小学校時代でした。
ですが、人生とは面白いものです。
バトン部で一緒だった1学年上の先輩たちが中学校で体操部に入ったことがきっかけとなり、私も中学で体操部へ。
さらに、その体操部の大好きな先輩が
「埼玉県立春日部女子高校で良い顧問の先生と出会い、成績を残せるようになった」と聞き
「私も絶対に春日部女子高校の体操部に入りたい!」と一念発起。
勉強を頑張った末、無事に合格することができました。
高校時代は体操にすべてを捧げ
厳しい練習を乗り越えて東部地区大会では個人総合優勝 関東大会で入賞という成績を残すことができました。
この体験は、今のプロのダンスの世界で生きていくための「揺るぎない土台」となっています。
一方、我が家では両親から「お願いだからどこでもいい、4年制大学だけは出てね。」と言われて育ちました。
体操は体重管理が厳しい反面、筋力作りも不可欠で
有酸素運動メインではないため痩せにくい競技でもあります。
そのため顧問の先生から栄養学を学ばされていたこともあり
将来は栄養学部のある大学に行きたいと考えていました。
しかし、高校時代は部活一筋で受験勉強はそっちのけ。
浪人したくないし、現役合格する自信がなかった私は、
指定校推薦で狙える、自宅近くの大学を選択しました。
無事に推薦が通り、進学した先は「中国語中国文学科」。
「親の言う4年制大学」という意味ではAプランでしたが、専攻としては間違いなくBプランからのスタートでした。
ですが、まさにその大学の部活で九矢先生と出会い、
ペアを組むことになり現在に至ります。
ダンサーになってからは、ずっと自分が望む「Aプラン」の人生を歩んでこられていると感じています。
そして今、プロとしてダンスに向き合う中で
「深い呼吸と腹筋のスイッチ」というテーマに直面したとき、
ふと約40年の時を経て、小5のトランペットの記憶が繋がりました。
息をしっかり吐き切る負荷を楽しく鍛えるアイデアとして、当時の経験が時を超えて脳裏によみがえってきたのです。
今でもトランペット吹けるかしら・・・一度、体験レッスンにだけでも行ってみたい。
楽しく呼吸が鍛えられたら一石二鳥。
当時は希望通りではなかったBプランの道も
振り返ってみればすべて今の自分に必要な大切なピースでした。
昨日、呼吸を吐いて腹横筋と向かい合っていましたら、フッとそんなことが頭をよぎり、今日のブログに書いてみました。
もし今「希望通りに行かないBプランの道」ばかりを進んでいると感じている人がいたら、
それは未来の自分の幸せに繋がる、大切な準備期間なのかもしれません。
過去のすべての巡り合わせに感謝しながら、これからも自分らしい選択を楽しんでいきたいです。





