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クヤダンスカレッジのブログ
道徳の授業 大人目線で考えてしまった
2025年02月15日
こんにちは

午前中に息子の小学校の授業参観に行ってきました。

参観した授業は道徳でした。


授業は「よわむし太郎」と言うお話から色々考えました。

よわむし太郎と言うお話知ってますか?

子供たちが可愛がってる白鳥を殿様がが狩ろうとしたところ

心優しい太郎が「子供たちが可愛がってる白鳥を殺すのは辞めてほしい」と涙を流して殿様に訴えて

殿様は狩りを止めるというあらすじです。

当時は殿様に逆らったら打ち首という時代だったので

殿様に「お前も鳥と一緒に仕留めてしまうぞ」と脅されるシーンがあるんですが

太郎は自分の命をかけて殿様に訴えて子供たちが可愛がってる白鳥を救うという美談です。



この内容の話し合う目的は

善悪の判断

正しいと思ったことは自信を持って行う事

という事なんだと思うんです。


「道徳は答えはなくて自分が思ったことでいいんだよ・・・」

と担任の先生のお言葉です。

「友達が廊下を走ってたらどうする?」

の質問に

「注意する」という子もいれば

「何も言わない」と言う子もいました。

何も言わない理由は気まずくなるとか

どうせ注意しても直らない・・・

もしも年上の6年生だったらなおさら言わない・・・

いろんな意見がありました。


この物語を読んだ後の子供たちの感想は

「今後は悪いことをした人がいたら迷わず注意しようと思いました。」とか

「悪いことは悪いと言っていいとが分かりました。」

と言う意見がありました。

善悪の判断

正しいと思ったことは自信を持って行う事を学ぶには大成功

理想の答えでした。



授業参観の帰り道に

「あの物語の殿様は太郎の意見をきいてくれたけど、殿様が太郎をうるさいと思って殺しちゃうってパターンもあるよね。」

九矢先生がぽつりと言いました。

「現実社会で見ず知らずの変な人を注意して危ない目に合うという事もあるってことも学んでほしいけどね・・・」

そういう気持ちも分かります。

私はもし電車の中に危なそうな人がいたら注意せずに車両を変えます。

道徳的にはあってるのかどうかは分かりませんが

自分の身を守る行動だと思います。


時と場合と人によってですよね・・・

悪いことを注意することがいいという時は・・・

それは人生経験を積んで自分で判断していくことで

3年生の頃は

基本の基の正論を知ってもらう

それが道徳の授業なのかな・・・

人生において正しいことは自信を持って行うという事は必要だと思うんですが

それが悪い人を注意することが正しいことなら

状況を考えて臨機応変に対応してほしい・・・


ちょっと哲学のような・・・

大人としては世の中を考える授業でした。